1948年(カウボーイから)ライダースへ、完全に移行したモデル。
股リベ、赤タグ(正体)という.. (ある意味)ヴィンテージ Lee 史上における一つの完成形。
バックヨークに寄り添う様に(高い位置で)張り付いたバックポケットは、この年代あたりから.. (それまでのドングリ型に比べ)ややエラの張った(言わば)ホームベース型に移行、(俯瞰してみるに)視点を上方に引き付ける非常にスタイリッシュな(後身頃の)デザインにマイナーチェンジされています。
まず、その微妙なニュアンスが(今回、その形自体と焼き印の書体をも見直した)革パッチの四隅の留め方も含め、抜け目なく再現されていることに.. 驚かされます。
この年代特有の(やや黒っぽくコシの強い)生地の色目、ザラつき、部材(形状や書体、質感を含む)、そして縫製の再現性..
いずれにおいて、(枕詞に「超」が付いても.. 決しておかしくない)一級品レベル。
海外の好事家や、オリジナルの価値を知る蒐集家なら、仮に3割増しのプライスが付いていたとしても.. 「安い」と感じるのではないか。
今回の新品番(継続品番ではなく)に関しては、、そう納得させる「力」があります。
非常にマニアックな視点で(重箱の隅を楊枝でほじくる様に.. )、あえて難クセを付けるとするならば、ベルトループの「山高」ステッチングが(あと一糸分.. )内側に入っていたなら、パーフェクト。
歴史に残る「名品」になっていたのではないでしょうか。
但し、Lee の場合、(いい意味で)一貫性のないアメリカ(大陸)的なディティールこそがその魅力の源泉でもあるように.. 歴史的な名品を現代に甦らせる、この(アーカイブ)シリーズは、(ある任意の)特定の一本をこれでもかと言うほど忠実に再現することがそのコンセプトですから、全体としての「納まり」に違和感はありません。
ジャックナイフの刃先を思わせる様な(先細りする)前立て縫製の佇まい一つとっても、その拘りは半端ではありません。「隙の無い」作り込みであることは、疑いの余地がありません。
「百聞は一見に如かず」
言葉を重ねるより、(ご自身の目で)大きい画像にて確認していただく事が何より早道ですから、ご興味のある方は..
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Lee RIDERS 101-B/1948年(THE ARCHIVES)赤タグ(LM6501-89)
* サイズ実寸
@ウエスト、股下、ワタリ(股下10cmで計測)、裾幅、前股上、後ろ股上
W28(75cm、84.5cm、27.6cm、19.3cm、29.5cm、36.7cm) → W28(75cm、81.5cm、26.8cm、18.8cm、28.5cm、35cm)
W29(78cm、85.5cm、28.7cm、20cm、30.5cm、38cm) → W29(78cm、82.5cm、28cm、19.5cm、29.5cm、36cm)
W30(80.5cm、85cm、28.7cm、20.2cm、30.5cm、38.5cm) → W30(80.5cm、82cm、28cm、19.7cm、29.5cm、36.5cm)
W31(82cm、85.5cm、29.3cm、20.5cm、31.2cm、39cm) → W31(82cm、82.5cm、28.5cm、20cm、30cm、37.5cm)
W32(86cm、86.5cm、30.2cm、20.7cm、31.5cm、40cm) → W32(86cm、83.5cm、29.5cm、20.2cm、30.3cm、38.5cm)
W33(87.5cm、86cm、30.6cm、21.5cm、32cm、40.5cm) → W33(87.5cm、83cm、29.8cm、20.8cm、31cm、39cm)
W34(89.5cm、84.5cm、31cm、21.7cm、32.5cm、40.5cm) → W34(89.5cm、81.5cm、30cm、21cm、31.5cm、39cm)
W36(95cm、85.5cm、32.1cm、22.5cm、33.5cm、42.5cm) → W36(95cm、82.5cm、31cm、21.7cm、32.5cm、41cm)
@以上、左側は 生(未洗い)の実測の数値、右側は wash後(経験則による予測)数値になります。
@ウエストについては、(水を通して.. 乾くことで)生地が一時的に畝(う)ねっている状態なだけで、実質的には、ほぼ(全くと言っていい程)数値の変化は発生しませんでした。
@裾上げ工賃無料サービス(チェーンステッチ)の段取りについては、ご購入後メールにてご案内させていただきます。